2009年12月10日

新型インフルエンがうちにやってきた Clip to Evernote

息子が新型インフルエンザにかかってしまったため、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。

さて、ここから感染を広げないために対策をしなければなりません。
そこで、現在我が家での新型インフルエンザ対策をご紹介します。

我が家の新型インフルエンザ対策

後列左から、1.消毒用エタノール、2.次亜塩素酸消毒、3.ヨウ素系うがい薬
前列左から、4.果物系抽出物の入ったエタノール、5.エタノールジェル、6.消毒用エタノールスプレー

これらを駆使して、インフルエンザから身を守ろうとしています。
紹介の順番がバラバラになりますが、

3.のヨウ素系うがい薬は、以前から使っていたボトルタイプです。
たっぷり入っていて使いでがあります。
これをカップの規定線まで入れ、適量まで薄め、これを「口ゆすぎ」、「通常うがい」、「喉奥うがい」と3分の1ずつ使用します。
最初の口ゆすぎで口腔内の殺菌、その後通常うがいで口、喉の殺菌、最後に喉奥うがいで喉の奥まで殺菌するというイメージでうがいしています。。
以前口ゆすぎをせずに、水で一気に通常うがい、喉奥うがいをしていたら、思いきりひどい喉風邪をひいてしまったことがありました(^^;


1.の消毒用エタノールは以前から購入していたもので、主に手前6.の消毒用エタノールスプレーに小分けして使っています。


6.のスプレー式消毒用エタノールは、もともとクワガタの幼虫を菌糸ビンで飼っていた頃から使っています。
幼虫のすみかかつ食料となる、菌床のブロックをほぐしてビンに詰めて菌糸ビンを作る際に、雑菌が入らないようにビンの熱湯消毒やビニール手袋の消毒をするために購入したのが最初です。
この菌糸ビンの菌は、ヒラタケの菌が多かったのですが、成功すると白い菌がビン内のクヌギ系おがくず全体に回り、真っ白になったりするのですが、除菌を端折ると青カビが発生したりして、見たくないものができてしまいます。(その場合は作り直し)
まあ、菌によって強い弱いもあるのですが、ヒラタケ菌がしっかり全体に回りきれば、多少の雑菌があっても大丈夫。

ヨーグルトや乳酸菌のCMでやっているように、善玉菌を増やすことで悪玉菌の居場所をなくしてしまうようなイメージです。
善玉菌・悪玉菌というのも穿った言い方かもしれませんが……

クワガタの話しではなかったですね(^^;
ちなみに、自分のDNAを見てみたいときにも消毒用エタノールが使えます。   ・・・この話しはまた今度(^^;

やむを得ない外出時などにスプレーで手などを消毒しています。


2.の次亜塩素酸系の消毒スプレーは、においは薄めたハイターのような感じです。ママさんでしたら哺乳瓶の殺菌剤で使ったことがある方も多いかと思います(ミルトンとか)。空間除菌もできるようなことが書いてあったので、今回購入してみました。
インフルエンザは飛沫感染・接触感染はしても空気感染はしないといわれていますが、部屋内でスプレーすることでリスクが低減するのであれば悪くないかなと思い、使用しています。

これを加湿器みたいな機器をつかって、部屋の除菌ができるそうです。同じ場所に並んでいました。
うちはそこまでする必要はないですが、似たような機器を介護施設で見たことがあります。
その機器が自動ドアで仕切られている内側にあって、外側にはエタノールで手を消毒してから入るように書かれていました。
加湿器かと思っていましたが、あの霧は次亜塩素酸だったのかな?

4.のスプレーは、主成分はエチルアルコール(通称エタノール)ですが、グレープフルーツの種の抽出物というものが入っていて抗菌効果があると書かれていました。お店のポップには、マスクにスプレーすることで、マスク表面での除菌・抗菌効果があると書かれていましたので、外から入る菌は当然、中から出すかもしれない菌も水際で食い止める効果があるかもしれないと思い、購入しました。
でも、スプレー直後にマスクすると、エタノール臭にやられます(^^;


5.は手の消毒のために購入しました。この翌日に100円ショップでジェル消毒をみつけたときはがっくりしましたが……
エタノールにジェル成分、手にうるおいを与えるグリセリンが入っているということなのでよしとしました。


こうしてみると、殺菌の主役はエタノールですね。次点で次亜塩素酸。

ちなみに、エタノールはどうやって菌を殺すかご存じですか?
消毒用エタノールはタンパク質を変質させるので、タンパク質のかたまりである細菌の細胞を、表面から壊していくことで、接触している菌を殺すのだそうです。エタノールはすぐに気化してしまう(蒸発してしまう)ので菌と接触している時間が長い方が殺菌効果が高いらしいので、手の殺菌用のジェルタイプというのは、もしかしたら非常に理にかなったものかもしれないですね。

次亜塩素酸(塩素系)の方は、アルカリ性がタンパク質を溶かす性質を利用しますので、やっぱりこれも菌の細胞を破壊して菌を殺すということになります。
理科や化学の実験の時に、水酸化ナトリウムの粒を指でつまんだことはありませんか?やったことがある人は覚えがあるとおもうのですが、このとき水酸化ナトリウムの粒がヌルヌルしてきます。実はこのヌルヌル、水酸化ナトリウムがヌルヌルではなくて、指の皮膚のタンパク質が溶けたヌルヌルなんです。なんで化学の先生に怒られたのか、これでわかりましたね(^^;

似たことは重曹でもできます。
重曹をつまんでちょっとみずをたらし、じっとしてるとヌルヌルしてきます。ヒリヒリもしてきます。皮膚に良くないので早めに水に流してしまいましょう。(やらないのが一番かもしれません)

石鹸も弱アルカリ性ですので、石鹸で手を洗うことである程度手の表面の雑菌を退治したりできますね。手を洗う時の石鹸の泡のヌルヌルは、別に手が溶けているわけではありませんのでご安心を。


よく、お肌には弱酸性がいいといわれてます。弱アルカリ性の石鹸などでの適度な洗顔は、汚れや古い皮膚や皮膚の細胞がはがれかかったもの(あか)を溶かし柔らかくして落とすのだけれど、やりすぎるとダメと言われるのは、新しい皮膚の表面も傷つけてしまったりするからではないでしょうか。まあ、油分も落としてしまうので、色々な要因はあると思いますが。

同じ理屈で、台所の油汚れが落ちにくいところは、ちょっとの水拭きと重曹をふりかけてしばらくしてから水拭きするとあっさりきれいに落ちたりします。
そうして見ると、身のまわりの便利なものは、化学の宝庫ですね。

あと、アルカリ性のものと酸性のものは、一緒にしておくと反応して中性に近くなります。両方がバランスよく混ざると、酸性でもアルカリ性でもない中性になります。
マイナス2とプラス2を足すと0になるようなものです。

汚れにもアルカリ性で溶けるもの、酸性で溶けるものと、相性がありますのでうまく使いわけるといいでしょう。



だいぶ本筋とは離れてしまいましたface03

これらを駆使して、今、我が家は新型インフルエンザと戦っています。
かかった本人はタミフルで戦っています。
これで、本人が治り、家族も症状が出ずに済めば、我が家の勝ちということになります。

果たしてこの戦い、奴らが勝つか、こちらが勝つか……
発症せずとも、この機会に抗体ができるといいなと思ったり。


※タイトルを、「聖者が街にやってきた」的にしようと思ったけど、全然字余りだ~、失敗。。。


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Posted by ガラモバ at 22:31│Comments(4) 健康
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この記事へのコメント
我が家の息子も日曜日に発症し やっと明日から学校に行けます。

家の中の加湿、殺菌、除菌、拭き掃除・・・・・
がんばりましたよ~ (; _ _ )/

お陰で 家はピカピカ 手はガサガサです。

(*'‐'*)  でも家族に感染は今のところしてません。
ガラモバ家もしばらく大変ですけど頑張ってくださいね。

うがいは イソジンよりも緑茶の方が効果があるようですよ(^^*)
試してくださいね。
Posted by ビーズアート きゅらむビーズアート きゅらむ at 2009年12月11日 00:29
大変ですね。

インフルエンザウイルスは、湿度60%以上の空間では、空気中の水分が付着し、漂うことができなくなり、地面(床)に落ちて死滅するという話を聞きました。
飛沫感染のうち、微細なものへの対抗策としては、加湿器がベストみたいです。
衣服などについたウイルスは、約8時間で死滅。つまりは、一晩ハンガーなどにかけておけば、翌日には大丈夫ということみたいです。ただし、皮膚などについた場合は、十数時間かかるらしいです。その為に手洗い(洗顔も)が必要になり、その場合は石鹸で十分死滅するので、石鹸での手首からの手洗いは非常に有効だそうです。(多分、入浴でカラダを洗うのは、最高の対応策でしょうね。)

また、健康な状態で、お会いしましょう。
Posted by コージ at 2009年12月11日 14:55
>ビーズアート きゅらむさん
ありがとうございます。

どうやら先日の統計では、新型インフルエンザの感染が収束に向かっているように減少してきているようです。
そろそろ流行遅れになってきているのでしょうか(^^;

>うがいは イソジンよりも緑茶の方が効果があるようですよ(^^*)
緑茶のカテキンがいいそうですね。うがいには使っていませんでしたが、毎食緑茶を飲んでいますので、少しは予防になっているのかな(^^;
Posted by ガラモバガラモバ at 2009年12月13日 01:01
>コージさん
ご迷惑をおかけしております。

うがい手洗い洗顔・・・洗顔は気をつけていませんでした(^^;
脂っぽいお年頃なので、エタノール系ウェットティッシュですっきりするのは好きです。

皮膚ってのは結構ウィルスにとって居心地がいいんですね。

我が家もあと少しです。
Posted by ガラモバガラモバ at 2009年12月13日 01:13
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