2010年09月06日

ゴキブリはファブリーズで退治!殺虫剤が近くにないときには… Clip to Evernote

9月に入ってしばらくたつというのに相変わらず夏日が続きますが、それでも夜には秋の虫の声の大合唱が目立ってきました。

猛暑の間は姿を見せなかったゴキブリも、涼しくなってくると、またワラワラと出現してきて遭遇する機会も増えてきます。
部屋の中で見つけたとき、すぐ手元に殺虫剤(ゴキブリ用)があれば良いですが、大抵、敵は「え~!」っというタイミングでやってきます。しかも目を離したすきに見えないところに入ってしまいそうで、そうそう殺虫剤を取りに行っていられなかったりします。

そこであなたはすばやく辺りを見まわし、使えそうなものを探します。

スリッパ、新聞紙、雑誌、テレビのリモコン、コップ、ヘアスプレー、掃除機、ファブリーズ…

スリッパ、新聞紙、雑誌は瞬発力があれば一気に倒せます。が、後片付けが大変!スリッパは洗えばいいし、新聞紙は捨てればいい、お気に入りの雑誌は・・・アウトですね。あと、壁や床の掃除には気が滅入ります。

テレビのリモコンではゴキブリは一時停止できません。
リモコンを投げても、一発必中でない限りゴキブリは逃げてしまうし、リモコンがバラバラになってしまうかもしれません。

コップをかぶせてしまえば、もうゴキブリは動くことが出来ませんので、後で近くを這い回られることはありません。
床ならまだ良いですが、壁で捕まえてしまったときは手を離すことが出来なくなってしまいます。しかもその間手の中のコップの中でかさかさと動き回っている振動の感触を味わい続けなければなりませんし、気持ち的には2度とそのコップも使えなくなってしまうでしょう。

至近距離からヘアスプレーでは勢いでGを飛ばしてしまうでしょう。ムースも泡の中から飛び出してきたら恐怖です。

掃除機はさわらずに済むし、ホースを伸ばせば対象に近づかずに事を終わらせることが出来ます。下手をすると紙パックの中で生きている場合もありますのですぐに捨てた方が良いでしょう。
コンセントが近くにあれば最強ですが、コードの長さに余裕がないと厳しいです。


そこでファブリーズです!
ファブリーズ そよぐ草原の香り 370ml狙いを定めて集中砲火!
ゴキは動きを止めておそうじカンタン!ティッシュやナイロン袋で取り去ってしまえば、あとはほのかなかおりと殺菌成分で、精神衛生上スッキリします。しかも殺虫成分は含まれていませんので、小さなお子さんのいる部屋やキッチンでも安心です。

…というわけで、私の経験上ファブリーズが非常に効果が高い(リセッシュも可)という結果が出ています。

狙いを定めて「シュシュシュシュシュ!」と思い切り吹きかけてください。最初の数回で動きが止まれば、さらに吹きかけることでリセッシュの海でとどめを刺すことが出来ます。
動きさえ止まってくれれば、あとはゴミ袋に直接入れるなり紙でくるんで捨てるなり落ち着いてできますので、ばたばたせずにすみます。

もし、ゴキブリに遭遇したときに、殺虫剤より近くにファブリーズがあったら、是非試してみてください。
ゴキブリ専用以外の殺虫剤よりも仕留め率が高いので、お勧めです。


しかし、なぜ「ファブリーズがゴキブリ退治に有効」なのでしょうか?

ゴキブリ嫌いのかたには、刺激の強い内容が含まれますのでお勧めしませんが
興味がある方は、続きをご覧下さい。


ゴキブリの生態について


Photo by KentaHayashi
ゴキブリは気温17度~33度程度が一番活動的なんだそうです。
今年の8月は1898年(明治31年)の日本の観測史上もっとも平均気温が高い月だったそうなので、ゴキブリにも酷な夏だったようですね。
逆に冬が寒い北海道では越冬できないと言われていましたが、人間が住んでいるまわりは温かいので、最近では北海道でもゴキブリの観測例があるそうです。

基本的に暗いところを好むので、主な活動時間は夜です。
暗いところから暗いところへ密かに移動しているやからは視界に入りませんから、生活時間帯に明るいところに出てくるやつは、「Opps!!」というおっちょこちょいのコックローチなんでしょう。
「1匹見つけたら100匹いると思え」というのは、こういったことが根拠になってるんでしょうね。



ゴキブリは昆虫である


ゴキブリはどっちにどう転んでも昆虫です。
2本の長い触角に味覚と嗅覚を備えています。
目で見て、足等で音を聞き、口で食べ、呼吸し、糞をします。雄と雌で生殖し、雌は卵を産みます。
寿命は半年~1年弱で、20~30個の卵が入ったバッグや鞄のような卵鞘を5~30回産むようです。(ゴキブリの種類によって差有り)
3億年前から生息していると言っても、生き物なので、火の中水の中、真空、乾燥の中を生きながらえるわけではありません。
クマムシほどのスーパー生物ではないのです。
息が出来なければ確実に死にます。



ファブリーズの成分は?


商品ラベルから成分を見ると、「両性界面活性剤、緑茶エキス、除菌剤、香料、エタノール」となっています。
成分表の書き方は、「一番多く含まれているものを一番前に表示する」ので、両性界面活性剤が一番多く含まれていることになります。
両性界面活性剤は、
両性界面活性剤(双性界面活性剤)
分子内にアニオン性部位とカチオン性部位の両方をもっているので、溶液のpHに応じて陽・両性・陰イオンとなる。- 界面活性剤 - Wikipedia より引用-

状況によって効果が高い方が作用する融通の利きやすい界面活性剤ということでしょうか。

緑茶エキスは、皆さんご存じ「茶カテキン」や「タンニン」などが含まれている緑茶のエキスですね。
ちなみに「緑茶エキス」の定義というものがあるのか調べてみましたら、ありました。
「緑茶より水または含水エタノールで抽出・精製した抽出物で、緑茶ポリフェノール(カテキン換算)を20%以上含有するもの("緑茶エキス食品 "健康・栄養食品事典|ケンコミ より引用)」
だそうです。また、特に緑茶についての定義はないようなので、本山茶なのか川根茶なのか、八女茶なのかと言うところはまるっきりわかりません。

除菌剤は、菌をのぞいて減らすことが出来ればそれが「除菌」ということですので、殺菌剤ほどバイキン君を殲滅させる効果はないものの、なにかしら菌を減らす効果があるものが入っているのでしょう。
ちなみに、「除菌」の定義からすれば、「水で傷口を洗うこと」も、立派な除菌になるそうです。

香料これは何かわかりませんねえ。良い香りが入ってます(^^;

最後にエタノール。たんぱく質から水分を奪って変質させる微生物やバクテリアの殺菌の主役ですね。弱点はすぐに蒸発してしまう所でしょうか。蒸発してしまうとその場にもういないので、殺菌効果が終わってしまいます。



G退治のプロセスについて


なぜ、ファブリーズ噴射でゴキブリが退治できるのか?きっとこのようなプロセスで息の根を止めているのではないかと考えられます。

1.初期噴射
最初の一撃で噴射されたファブリーズは霧状になって気化し、まわりの温度を吸熱します。水の気化とエタノールの気化で一定範囲の温度が下がります。

表面温度計で試しに測ってみたところ、
・水で霧吹きの場合…1~2度
・消毒用エタノールスプレーの場合…4~5度
・ファブリーズの場合…3~4度
と、明らかに温度が下がりました。
消毒用エタノールは噴霧時より噴霧直後の方が温度が下がりましたので、表面からさらに温度を奪って蒸発したのだと思われます。

また、エタノール自体もゴキの触覚に届くでしょうから、ゴキは一瞬「ん?なんだこの味は?酒か?」と思うかもしれません。
刺激物ではないのと、この温度差に反応し、ゴキが動きを止めるのだと考えられます。
ちなみに氷殺ジェットなどは、対象物を凍死させるのがメインなので温度低下は半端じゃないです。中途半端にやって仮死状態にしたあと、目を覚まされてはたまったものではありません。また昆虫サイズに対して多少はガスによる中毒も考えられないことはないかも。


2.連続噴射
2回目以降連続噴射することでゴキブリとその周辺はファブリーズでぬれる事になります。
界面活性剤が気門のまわりの油をものともせず表面張力を下げ、水分が進入していきます。また気化前のエタノールも入っていき、窒息+急性アルコール中毒+たんぱく質変性→×
ミッションコンプリートとなります。


噴射自体に勢いがあまりないので、「スプレーしたら吹っ飛んでいってタンスの裏に消えてしまった」とかの二次災害(?)が少なく、界面活性剤のお掃除効果、除菌殺菌効果に消臭までと、事後の処理についても比較的速やかに爽やかに出来る、また、どんな部屋の手が届く所に置いても違和感がない、とても理想的なゴキブリ対策になります。
また、消臭効果によって、残留フェロモンによるG同士の何かしらの通信を断つことが出来るかもしれません。(Gのフンには他のGを呼び寄せる誘因効果のある集合フェロモンがあるらしいので、そこまで対策できれば最強ですね。)

やさしい感じでいて、それでいて心強い武器を手に入れますか?
着せ替えスプレーボトルカバー トイプードル S-067着せ替えスプレーボトルカバー ミニチュアダックス S-068着せ替えスプレーボトルカバー トイプードル ブラウン S-089BR着せ替えスプレーボトルカバー トイプードル ブラック S-089BKファブリーズ ふわりおひさまの香り  370ml

でも、まあやっぱり、1匹見つけたら根本的な対策をしておいた方が良いでしょうね~。

他にもG対策に有効な代替武器ご存じな方いらっしゃいましたら、是非教えてください。


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Posted by ガラモバ at 16:06│Comments(12) お役立ち情報
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この記事へのコメント
おじさん Gは洗剤で退治します。
家庭用食器洗剤ですね。
泡のやつが一番いいですよ。

Gの周りで輪を描くと Gは輪から出られなくなります。
後は 処理するだけですが…
これが苦手かも
基本的に昆虫だめ!
Posted by コンビニおじさん。コンビニおじさん。 at 2010年09月06日 21:02
Gにトラウマのある私にとってこれは素晴らしい論文でした。
パチパチパチパチ。
ロングキャット以来の感激でございます。
最近ファブリーズからリセッシュに切り替えたばかりですが、リセッシュを実戦で使ったら戦果のご報告にあがりたいと思います。
Posted by エディ タチカワ at 2010年09月06日 21:45
>コンビニおじさん。さん

>Gの周りで輪を描くと Gは輪から出られなくなります。
おお!界面活性剤の泡で結界を張るのですね!
なるほど。泡だから、壁にも有効ですね。

>後は 処理するだけですが…
>これが苦手かも
ティッシュだと数枚重ねないと感触が残るので(^^;
新聞紙でビニール袋(スーパーにあるロールの使い終わったナイロン袋とか)かぶせて取って、あと拭きとったティッシュも一緒に入れて口を結んで捨てれば、万が一Gが復活してもゴミ箱から脱出することがないので安心です。

なぜそこまでするかというと、「仕留めたつもりのGが復活して、ゴミ箱の中でカサカサ音がし始めた」というトラウマがあるからです(T_T)
ビニール袋がそうそうなかった頃は、くるんだ新聞紙をギュッとにぎってとどめを刺してましたが、これもできればやりたくないし、なにかしら人間にはわからない残留フェロモンが「第2、第3のG」を呼び寄せないとも限らないので、消臭効果は「気持ち的に」大事なんです。

基本的に昆虫は好きですが、GとU(H)とKの子は、なるべくなら関わりたくないです。KはKでもハエトリグモやジグモは好きですけどね。
Posted by ガラモバガラモバ at 2010年09月07日 01:41
>エディさん

>ロングキャット以来の感激でございます。
おお、それは嬉しいです(^^)

>最近ファブリーズからリセッシュに切り替えたばかりですが、リセッシュを実戦で使ったら戦果のご報告にあがりたいと思います。
是非!楽しみにしてます。(ということは、「G出現を楽しみにしている」ということ?)
経験的にリセッシュも同等の効果がありした。
今回手元になかったので成分の考察は出来ませんでしたが、必殺要素が「界面活性剤による溺死」ですので、問題ないです。

残念ながら、飛んでる虫には効果がないんですね。
とまっているときなら、HやKにも効くのですが…
8本足のKにも応用可能ですが、大きなKだと高さがあるのでコンビニおじさんの「泡結界」の方が効果的でしょう。
Posted by ガラモバガラモバ at 2010年09月07日 01:54
界面活性剤で気門が塞がって窒息死ですね。
聞いた話によると印刷に使う溶剤は一滴でGが動かなくなる(神経系がズタズタ)らしいです。
Posted by じょいくん at 2010年09月08日 01:57
>じょいくんさん

>聞いた話によると印刷に使う溶剤は一滴でGが動かなくなる(神経系がズタズタ)らしいです。
昔からメタノールを飲むと失明するとか言われてましたからね。
有機溶剤には触ればそのまま吸収されたり、神経毒など毒性が高いので扱いには注意が必要ですからね。
体積比で言えば、1滴の溶剤を0.1mlと仮定してGの体重が1gとすると、60kgの人間のまわりに6リットルの溶剤をぶちまけた状態と考えると怖いものがあります。
Posted by ガラモバガラモバ at 2010年09月08日 20:44
役に立ちました

先ほどお母さんが

部屋のスプレーで

してました…


ベランダに出てきまして
びっくりしてます
Posted by にっさん at 2012年06月23日 12:31
さっき床にじっとしていたGちゃんがいましたので
ダウニイィィノカオリィをふりかけました...
ジタバタしたあとはだんだん弱っていって
もう動いてません!!
ありがとうございました!!!

でも処理が.......
Posted by 謙虚なジャイアン at 2013年09月16日 08:24
ありがとうございます!
部屋にGが出て眠れぬ夜を過ごしていてどうしたものか.....
殺虫剤も無いし......
ともんもんとしてネット検索していてこちらに辿り着きました。
ファブリーズならあるっ!
すぐ目の前にっ!
先程、戦いに勝ちましたーっ!
ありがとうございます。
感謝ですっ。
Posted by メリオ at 2014年07月23日 03:29
Gの写真載せんなや
Posted by いいこと書いてるんだからさ at 2017年04月25日 01:33
本当効果あるんでしょうか?
前にカビキラーを何回もかけましたが
弱くならずに動いていて手こずりましたよ(>ω<)塩素系でもなのに本当か疑問ですー。
Posted by あみん at 2017年07月02日 01:02
古いけど良記事ですね

>直前に警告してあるのに文句言ってるゴミ
あんな小さい画像でガタガタ言うなや
Posted by いしや at 2018年03月09日 17:06
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