2010年08月19日

ブログを使って夏休みの自由研究をするには? Clip to Evernote

ブログって、実は意外と自由研究に適したメディアだと言うことにお気づきでしょうか?

写真を撮って、内容を書く。日にちや時間は自動的に記録されるので、余計なことを考えずに、自然と情報を蓄積できます。
この仕組みが「観察日記」系のデータ蓄積に役に立つのです。

観察して記録し、その結果が研究としてまとめやすいテーマとしては、夏休み期間中に一定の結果が出るものがよいでしょう。
「植物の成長」、「昆虫の観察」、「1ヶ月前後で孵化・成長・出産(産卵)が確認出来る小動物」などができれば、自分も満足出来るし他人からも評価されるものが出来ると思います。

事前準備としては、
・ブログの開設(他人にみられて良ければオープンで、記録だけに使いたければクローズドで)
・携帯で投稿出来るように、メール投稿用アドレスを取得しておくこと
だけです。

具体的にはどうしていけばよいか、いくつかの例をあげていきます。



植物の成長観察系


花
テーマをどこにおくかで、みる場所が変わってきます。

■とにかく成長記録
一番簡単です。種を植えるところから始め、ひたすら毎日写真と記録をとり続けます。
朝起きて、写メ撮って、一言コメントいれて送信。
多少の時間のぶれがあろうと構いません。写真に時間は記録されていますし、メールを発信した日時も正確。

花が咲いたりしたらそれぞれの花を撮影、咲いた花の数を記録、
花が咲いたあとは種が出来るまでを重点的に観察・撮影
種の収穫

この辺りが記録できていれば、十分な資料となる自由研究になります。
最後にブログをまとめて提出用の資料にして出来上がり。
まとめるのはラスト1週間ぐらいでいろいろ試してみても良いかもしれません。

■花を沢山咲かせる研究
成長記録と同じですが、いかにしてたくさんの花を咲かせるかがテーマとなるので、ちょっと高度です。
種によってのばらつきの可能性を減らすため、同じ条件、同じ種類の植物を複数育てなければなりません。
たとえば、日向と日陰、水と栄養を溶かした水、土の違い、肥料の有無など、ノーマルで基準となるものと、違う条件のものを数種類用意して進めます。
このとき、必ず最初にやっておくことは、「どの条件のものが一番花が咲きそうか?そう思う理由の説明」を書き出しておくことです。
この手の自由研究のキモは、「仮説→実行→検証」というプロセスをおこなう事です。
立てた仮説が間違っていてもそこは問題ありません。むしろ、結果の検証をかっちりすることで自分の知識と経験を鍛錬するという、後の人生に役に立つ経験ができます。
このときは、お父さん、お母さんはなるべく本人が自分で考えるようにアドバイスする必要があります。
ついつい頭で説明してしまいたくなってしまうと思いますが、そこは結果がでるまでは「どっちが正解か?」のクイズゲームの中としてお子さんと楽しんでください。

「こう思ってこうやったのに結果はああだった。なぜだろう?」
→「色々調べてみたら、これには自分が知らなかったあんな効果があった!」
→「思った通りだった!」
仮説があっていれば知識に自信がつき、間違っていてもどうしてそうなるのかを自分で発見した楽しさや面白さが体験できます。


昆虫の観察系


夏の虫にも色々ありますが、せっかく飼うなら「交尾・産卵・孵化」が観察できればかなり良い研究になります。

カブトムシの成虫は比較的飼いやすいので、普通につがいで飼えば交尾の観察ができる機会は結構あると思います。
産卵をさせるには産卵が出来る場所を作らなければなりませんので、その辺をしらべて環境を作っていく楽しみがあります。
カブトムシは初夏5~6月頃から蛹・成虫となるので、幼虫→蛹→成虫の観察を夏休み中でコンプリートするのはちょっと難しいです。寿命は卵からはじめて大体1年で、一番大変な時期は幼虫→蛹なので、最初は成虫から飼うのが良いでしょう。
今では蛹を掘り出してしまった場合にも成虫に羽化できるような人工土繭の作り方の情報もありますので2年目には挑戦してみるのも良いでしょう。

あとは、カブトムシの力比べでしょうか。
どれだけの重さを引っ張れるかと言う実験。カブトムシにとっては過酷ですが、日本一力が強いと言われる昆虫の実力を試す、面白いコンテンツになり得ます。

クワガタは、身体に厚みのあるミヤマ・ノコギリクワガタ系(約1年)と平べったいオオクワガタ系(幼虫で1年弱、成虫で1年~2年)では寿命が違うので、手に入れたクワガタムシによって変わると思います。
いずれにしても、各身体の場所を沢山写真に撮ったりスケッチすると、より自分の知識の身になるでしょう。

このとき、写真に撮る場合、マクロ機能が弱いデジカメでもどでかくくっきりととる方法があります。
それは、「虫眼鏡」を使う方法です。
デジカメのレンズの前に虫眼鏡(か強い老眼鏡など)をあててみると、ものすごく近くまで寄ることが出来ます。うまくすれば、ズーム機能でさらによれる場合もあります。
100円ショップの商品で大人顔負けの写真が撮れますので、沢山撮って良いものを選んでまとめてください。

オオクワガタを虫眼鏡で接写
300万画素の古いコンパクトデジカメでも、虫眼鏡と電気スタンドを使ってこんな写真を撮る事が出来ます。
さすが虫眼鏡!虫だけに(^^;



また、外国産のカブトムシ(ヘラクレスオオカブトやアトラス・コーカサスオオカブト)やクワガタ(ホペイ、ダイオウヒラタ、ニジイロクワガタなど)ともなりますと、色々な意味で変わってきますので、観察も日記で書くほどイベントが無いかもしれません。
どこに住んでいるのかの調査と、特定外来生物被害防止法に関するまとめが自由研究にできるかもしれません。



1ヶ月前後で孵化・成長・出産(産卵)が確認出来る小動物の観察系


ホウネンエビやオタマジャクシの観察などがこれにあたります。
おかげさまで、今では飼育セットがホームセンターで普通に売ってますので、自由研究にもってこいです。
生きた化石 ジュラ伝説生きた化石 エビ伝説『生きた化石』ディノ伝説!
このシリーズ、はじめてみたのは三保の水族館(海洋科学博物館)だったと思うのですが、毎年パッケージイラストが変わっていたような気がします。最近はスッキリしたデザインになって、なかなか洗練されてきました。

ジュラ伝説がアラフォー世代が子供の頃大ヒットした「シーモンキー」系の飼育セットで、エビ伝説は「カブトエビ」と呼ばれるカブトガニのようなかたちのエビ、ディノ伝説は「ホウネンエビ」系の飼育セットです。

シーモンキー以外は夏の田んぼで見かけることもあるかと思いますが、手っ取り早くこれらのかたちが面白いエビたちを手軽に飼うことが出来るので、観察にはもってこい。
孵化したばかりのときはちいさなちいさなピンピンとした動きでしかないプランクトンが、脱皮を重ねて日に日に大きくなっていくので、観察の楽しみがあります。最初の2週間で成長記録は出来そうです。
寿命は大体1ヶ月~2ヶ月弱なので、秋が来れば終了です。(卵自体は1年中孵ることができますが)

飽きっぽい人でも、最後まで世話が出来るぐらいの適度な長さかもしれません(^^;

このキットはそれぞれ飼育セットに卵をセットすると、1日~数日で卵が孵り、20日以内には成体になるので、気軽に飼って観察できるのが楽しいです。



そんなわけで、ブログのログ(記録)を取りやすい仕組みを利用した観察記録系自由研究は、結構続きやすいし楽しめますよ。
実はどうしてもブログの記事が書けないと相談を受けたときには、この「観察記録系ブログ」をお勧めしています。
何か育てていれば、それの写真と一言。
外食日記系もこれと同じですね。
一つのテーマに沿って情報を積み重ねていくと、なかなか良い情報の固まりになります。

期間に余裕があるときは、是非観察記録系自由研究をすることをお勧めします。


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Posted by ガラモバ at 21:32│Comments(0) お役立ち情報
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