2010年10月07日
探査機「はやぶさ」のおきみやげ、微粒子を電子顕微鏡で調査中
数々の苦難を乗り越えて帰ってきた小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルの中に、出所不明の微粒子が含まれていたそうです。
カプセルの調査は非常に慎重に行われていて、肉眼での確認に始まり、光学顕微鏡、電子顕微鏡と絞り込んでの確認作業がつづいているそうです。
今回の発表のなかで出てきた、明らかに地球上のものを除いたなかにある、”由来不明”(研究所から打ち上げ、帰還、回収の工程の中で混入する可能性のない)物質の大きさは、なんと、1μm(マイクロメートル)以下。世代によっては1ミクロン以下といったほうがわかりやすいかもしれませんね。1ミリの1000分の1のサイズです。
髪の毛の直径が約50マイクロメートルから150マイクロメートル、スギ花粉症でおなじみのスギ花粉が20〜30マイクロメートル、CMでよく見る顕微鏡動画の大腸菌やビフィズス菌が約1〜2マイクロメートルの長さなので、それより小さいサイズです。
ところで、そもそもそんなに小さなものでも価値があるのか?と思われる方もいるかも知れません。
記者会見でもそのような質問が飛んでいたようで、それに対して明確な回答がされています。
はやぶさから微粒子、新たに100個 地球外の可能性「チャンス広がった」
「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの中身を電子顕微鏡で調べたところ、由来不明の微粒子が新たに約100個見つかった。「地球外物質が見つかるチャンスが若干広がった」とJAXAの研究者は話す。
2010年10月06日 20時49分 更新
- はやぶさから微粒子、新たに100個 地球外の可能性「チャンス広がった」 - ITmedia News より引用-
カプセルの調査は非常に慎重に行われていて、肉眼での確認に始まり、光学顕微鏡、電子顕微鏡と絞り込んでの確認作業がつづいているそうです。
今回の発表のなかで出てきた、明らかに地球上のものを除いたなかにある、”由来不明”(研究所から打ち上げ、帰還、回収の工程の中で混入する可能性のない)物質の大きさは、なんと、1μm(マイクロメートル)以下。世代によっては1ミクロン以下といったほうがわかりやすいかもしれませんね。1ミリの1000分の1のサイズです。
髪の毛の直径が約50マイクロメートルから150マイクロメートル、スギ花粉症でおなじみのスギ花粉が20〜30マイクロメートル、CMでよく見る顕微鏡動画の大腸菌やビフィズス菌が約1〜2マイクロメートルの長さなので、それより小さいサイズです。
ところで、そもそもそんなに小さなものでも価値があるのか?と思われる方もいるかも知れません。
記者会見でもそのような質問が飛んでいたようで、それに対して明確な回答がされています。
日本経済新聞:一ミクロンサイズでもサイエンス的な意味はあるのか。
上野:同位対比はわかるので、どこ由来かは確認できる。どうやってできたかまで
- はやぶさサンプル回収;10月6日午後5時半からの記者会見: 松浦晋也のL/D より引用-
「どこ由来で、どうやってできたか」がわかるということは、太陽系ができた頃の事の一部がわかるかもしれないということです。
また、調査は極めて慎重におこなわれていて、実際に分析に掛けるまでは結論が出ません。
なにせそれだけ小さなサンプルなので、それだけの小さなものを分析できる施設までの移動運搬方法も大変です。
途中で転んでふたが開いて砂が入っちゃった・・・なんてわけにはいきませんので、相当厳重な体制が取られると思われます。
記者会見の質疑応答でもそのあたりの質問が出ていたようですが、個人的に気に入ってしまったフレーズが下記でした。
今回みている粒子はほとんどが光学顕微鏡では、見えないサイズ。量的に分析は可能なのだが、光学顕微鏡で見えないものをどうやって分析チームに受け渡すかは今後考えないといけない。
- はやぶさサンプル回収;10月6日午後5時半からの記者会見: 松浦晋也のL/D より引用-
いやあ、日常生活では全く出てこないこの壮大なスケール感がいい(^^;
科学者としての慎重な発言もいいですね。なんだかんだいって、マスメディアは煽るから……
古き良き時代のSF小説が、いま、目の前で繰り広げられているような感覚。それが、「はやぶさ」関連のエピソードの泣けるところです。
はやぶさのノンフィクションをそのまま40年前に持って行って発表すれば、そのままSF作家になれますね。
そういえば、はやぶさの弟分「イカロス」は、本格的に太陽風(光を圧力としてとらえる)を推進力として使う宇宙ヨットも金星に向かって航行中でした。「太陽風交点(堀晃)」というSF小説がありましたが、もう30年経ってしまったのですね。
この一連の流れと記者会見の様子は、新聞や2次ソース、3次ソースを見るよりは、こちらを見ていただいたほうが様子がよくわかります。余計な曲解、省略等がないのでおすすめです。
■はやぶさサンプル回収;10月6日午後5時半からの記者会見: 松浦晋也のL/D
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皆既月食の夜はいい天気。2011年12月10日
NASAの発表で宇宙人は出てきた?
このあとペルセウス座流星群でも見ますか?
今夜日本でもオーロラが見られる!? …なわけない。
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このあとペルセウス座流星群でも見ますか?
今夜日本でもオーロラが見られる!? …なわけない。
この記事へのコメント
「はやぶさ」のカプセルの回収と地球外物質の存在を心から祝福する。しかし、
宇宙開発の予算を大幅に削った腐敗・民主党には、夢も希望も持てない。
子ども手当などの税金のバラマキの10%でも充てれば十分の科学技術予算が得られる。
それはバラマキではなく、日本の将来に対する良き投資となる。
宇宙開発の予算を大幅に削った腐敗・民主党には、夢も希望も持てない。
子ども手当などの税金のバラマキの10%でも充てれば十分の科学技術予算が得られる。
それはバラマキではなく、日本の将来に対する良き投資となる。
Posted by 左巻き菅 at 2010年10月07日 10:12